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【ブレゲ・クイーンオブネイプルズ】時計ベルト/白クロコダイル・ピンククロコダイル

Breguet/ブレゲ・クイーンオブネイプルズ/ホワイトマットクロコダイル/別注染め桜ピンクマットクロコダイル・フルオーダーストラップ

シェル文字盤とダイヤモンドの輝きと美しいダイヤモンドセッティングのレディースならではの小さな面積で成立完成させる事は、そう容易ではないだろう。そこにクロコダイルストラップでカラーコーディネートするには、どんな色が然り気無くそのオーラを手助けし、どんな色が品格ある大人の女性を演出してくれるのだろうか?そしてどんな色がロングコンセプトカラーコーディネートなのか?

↑完成したホワイトマットクロコダイルを装着。お客様から頂いた画像です。

今回は、2(セット)ストラップのオーダーでした。ホワイトマットクロコダイルと別注染めのペイル桜ピンクのマットクロコダイル。

ホワイトマットクロコダイルは探せばあるかも知れないが、ここまで淡いピンクはなかなか既存では難しいだろう。拘りの別注染めだから出来る事。もちろん淡い色と言う事は染める前からヒマラヤクロコダイルレベルに美しく出来る限り無傷で治り傷もほぼ無いクロコダイル皮革ではならない。人で言うときめ細かい肌の綺麗な女性がほぼノーメイクで出歩けるのと同じ考えである。

※下記写真下に今回のブレゲクイーンオブネイプルズについて語っています。

 

                  

見本で送られてきた純正ストラップ。シャイニーの赤っぽいクロコでした。

クイーンオブネイプルズの時計本体に合わせ凹があります。少し変わった形です。これはどこでも出来る加工ではありません。丁寧に純正と同じ形、同じスタイル、サイズで仕上げます。

純正は小穴が7個空いています。そのスタイルはクールではないので剣先の長さも含めフルオーダーらしく不要な事は無くし打診致します。

 

【ブレゲの話】

「ブレゲ」という名前を聞いて時計ブランドだと認識出来る女性は多くないでしょう。良い意味で癖のあるラグジュアリーな人しかしない時計だと思います。
ブレゲは派手なセールスプロモーションは行わず、その要因は年間製造数も限られている事が1つの理由だろう。でも時計業界ではトップクラスに位置するフランス発時計名門マニュファクチュールブランド。手間暇かけて作られた一本の時計は、至高の輝きと個性的な独自のスタイルを放ちます。分かる人が見れば直ぐに分かるオーラを醸し出している。

時計愛好家の男性から支持される、といったイメージが強いですが、実はレディースラインも高い評価とスタイルを完成させています。

そんなブレゲのレディースラインで最も有名なシリーズはこの「クイーンオブネイプルズ」です。因みにネイプルとはフランス語でナポリと言う意味で、シリーズ名を直訳すと「ナポリの女王」となります。2002年にリリースされたモデルで、これがまた名門らしい品格・風格と、200年以上も前のモデルにもかかわらず、どのブランドにも類似ない個性的なデザインを有しています。36歳以上のレディライクと共に品格を然り気無くランクアップしたい、またビジネスシーン、パーティーシーンに着けることによって貫禄を放つ類のブランド、モデルと言えます。

ブレゲは「時計の歴史を200年早めた」と称される、天才時計師に端を発するブランドです。彼の名はアブラアン・ルイ・ブレゲ。1775年フランスパリのシテ島(セーヌ川に浮かぶ中州)に時計工房を設立。ブレゲは現代にも息づく時計の機構や装飾技法などを次々発明し、時計産業を大きく飛躍させています。

ギョーシェ彫。ブレゲが発明した装飾技法で、専用機械で連続した装飾を施す細工のこと。ちなみに針の造形もブレゲが手掛けたもので、ブレゲ針と呼ばれている事は時計好きの方ならご存知な方も多いはず。ブレゲの顧客にはマリーアントワネット妃,イギリスのヴィクトリア女王など、歴史に多大な影響を与えた偉人女性が多く名を連ねています。

シェルの上品さと、クラシックシリーズなどにも見られるブレゲ特有のギョーシェ彫がなされた文字盤も併せて楽しむことができ、まさに時計としても装飾品としても最高峰と言って過言ではないモデルです。ちなみに全てのクイーンオブネイプルズに言えることですが、バックルも美しく象られ、このモデルは極上のダイヤモンドがセッティングされており、そこかしこにブレゲの時計製造への情熱を感じられます。

これは1808年~1814年頃にかけて、ブレゲの上顧客であったカロリーヌ妃のために作った世界初のブレスレット型ミニッツリピーターをリバイバルした品であることからこの名が付けられました。

カロリーヌはナポレオン・ボナパルトの妹で、後にナポリ王になるジョアシャン・ミュラのお妃様です。もともと兄夫婦もブレゲのファンでしたが、カロリーヌ妃はそれを上回るお得意様!1808年~1814年の間に、34個もの時計をブレゲに特注オーダーしたと言います。
その特注品の中に、ブレゲが彼女のために特別にあつらえた時計がありました。現物は今はどこにあるかわかりませんが、「ブレスレットのように身に着けられるリピーターウォッチ」で、美しい金髪とゴールドを編み込んだかのようなブレスレットでデザインした、と言われています。1955のパテック・フィリップのトロピカルブレスレットの様なのでしょうか。

それはきっとクラシカルでありながら、今も未来もいつの時代でも生きられるデザインでありどんな時でも時間だけを見る道具ではなくワクワクさせるロングコンセプトデザイン、また心を湛える審美的アピールが出来ているデザインが私の好きなスタイル。

本格的な時計と可愛らしさ、ラグジュアリーを3立したモデルは他社、他ブランドにはなかなか多くありません。大人として成熟し限られた女性だけが着けられることが許される、その様なオーラ、品格がある、とも言えます。またパテックフィリップやオーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタンなどと並び、一生ものの家宝として代々受け継いでいけるような代物でもある。

ご用命ありがとうございます。

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