【ロレックス オイスターデイト・ref 6694 19mm 】リザード時計ベルトx裏地ラバーxフルオーダーカスタムメイドxサドルステッチxコバ仕上げx社外フラッシュフィットx社外尾錠
↑完成がこちら。(フラッシュフィットあり)↑
↑完成がこちら。(フラッシュフィットなし)↑
↑入庫した時のストラップ↑
ラグ幅が合ってなく隙間が生じてます。お客様は中古店で購入との事。折角の美しいブルー文字盤とゴールドインデックスのオイスターデイトが台無しです。
前オーナーか中古店のどちらかが、バンドがボロで、この牛革黒バンドをとりあえず付け販売。かと思われます。
因みに今回大きく最年少を更新!
なんと高校2年生、16才(バイク好き)のお客様でした。前はガルーシャお財布オーダーで20才大学生、一気に4才縮まりました。
気になるので良く聞いてしまうのですが、当アトリエに決めた理由は何ですか?
『ギャラリー制作事例を見て、オーデマピゲとか高級時計メインで色々な素材で制作していたのと、仕上がりや縫い目が本当に綺麗だったので、決めました』
嬉しすぎます。え、16才でオーデマピゲを知っているなんて凄いですよね。パテックフィリップ、ヴァシュロンコンスタンタン、リシャールミルも知っているとの事でした。
若い世代、10代のお客様からも、仕上げを認めてもらえる事は、本当に嬉しく思いました。
さてテンション上がりながらオーダー打合せを進めました。16歳でROLEXをしているだけに、打合せでも自分を持った素晴らしい意見でした。
革はリザードのグリーンで、取り方が竹腑と丸腑のところを斜めに↑写真の様に流れるイメージで。個性的な取り方、良いです!
12時側は丸腑で。
ステッチは色々と迷われていましたが、文字盤に合わせて、パープル系のブルーをチョイス。
ラグ幅19mm
先ずはお客様ご依頼の社外ですがフラッシュフィットを仕入れ、テスト装着。
仕上げはヘアライン、ポリッシュ、ミックスと種類か有りましたが、お客様ミックスをチョイス。
フラッシュフィットバッチリです。
次に風防がこの年代はプラスチック製なので、傷が多く付いていましたので、
風防磨き・仕上げも承りました。
小傷から徐々に研磨。
無駄に研磨せず、慎重かつ確実に。
深い傷は丁寧に進めます。
肉眼では認識出来ないレベルまでに仕上げました。
時間をおいてまた、色々な方向から確認。
再度キズ無いか確認。
裏蓋のキズ消しは時間をかければ綺麗になりますが、当初は裏蓋までは良いと事でしたのでサービスの範囲内で綺麗に仕上げました。
↑フラッシュフィットなし↑
↓フラッシュフィットあり↓
見違える美しさ・オーラに生まれ変わりました。
↓入庫時ストラップ↓
丁寧なサドルステッチで行儀良く縫い目が並んでいます。糸色と文字盤が似合ってます。
www.fullbridge.jp/other/fullbridge-saddle-stitch-works
コバインクの色は全体を〆る為に黒色をチョイス。コバ面はスムース仕上げ、何度も繰り返しコバ面は美しくなります。
オーダーメードらしく小穴は3穴。お客様は体型がしっかりとしてますので、ストラップは長めに見えますが、打合せで手首サイズ確認済み。
遊革のリザード部位ご指定でした。選ばれた腑の違いがフルオーダーの醍醐味&雰囲気を醸し出してます。
裏地は汗対策にラバーをチョイス。
社外尾錠のゴールドがインデックスと合い差し色に。
裏地から見てもステッチは行儀良く斜めに美しく。
ご用命ありがとうございます。